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1/22 礼拝奨励「上手な嘘」

 皆さんは、嘘はお上手でしょうか?私は嘘をつくのも見抜くのも下手なのですが、最近読んだある本によると、上手な嘘のつき方にはポイントがあって、それは「嘘の中に、少しの本当を混ぜておくこと」なのだそうです。

 

 列王記下18章28節は、南ユダのヒゼキヤを攻めたアッシリア軍のラブ・シャケの言葉から始まります。当時、北イスラエルは既に滅ぼされており、南ユダも風前の灯という状況にありました。ラブ・シャケは城壁の中にいるユダの人々にわかるように、ユダの言葉、ヘブライ語で3つのことを語りました。

1 ユダの王ヒゼキヤはあてにならない。だから、彼を信じてはならない。

2 アッシリアに降伏すれば、毎日の生活に困ることはなくなる。

3 滅ぼされた国々の神のようにユダの神もユダを救うことはできない。

 ラブ・シャケの言葉は「神から離れること」を促す誘惑となったことでしょう。そして私達人間は、本当に誘惑に弱い者たちです。けれども今日の聖書は、この誘惑への対処の仕方を二つ教えてくれています。一つは、誘惑の言葉を無視すると言うこと(18:36)。また二つ目は、信頼する人に祈ってもらうこと(19:1)です。神の子キリストの地上生涯の最後まで誘惑の手を緩めなかったサタンよりも私達が強いと思うことは危険です。サタンはそれらしく思える嘘を、語ってくるでしょう。私たちはお互いのヒゼキヤ、お互いのイザヤとして、祈り支えあうために、共にいて下さる【インマヌエル】の主によってこの場所に集められたひとりひとりです。本当のことを少し混ぜて私達に囁く上手な嘘ではなく、このいつまでも変わらず共にいてくださる方の声、主の真実なる声を聞き分けて、この主に人生を預けて参りましょう。